【イベントレポート】5/22 AVS springが開催されました!

2021年5月22日。家業で成功を収めた先輩たちと、家業の承継予定者(アトツギ)たちが、全国からバーチャル空間に勢揃いした、満足度9.57(10点満点中・終了後アンケート調査にて)のイベントが開催されました。
その名も、AVS(アトツギベンチャーサミット)
家業を持つ先輩経営者たちが、惜しみなくご自身の経験をシェアし、さらに直接質問・雑談までできちゃう刺激的なイベントとなりました。

当イベントは、オンライン中継・ビデオ・書き起こしすべてなしのクローズドで行われました。だからこそのぶっちゃけ話は、同じく家業を持ち困難にぶつかっているアトツギたちにとって大いに参考になったようです。

本記事は、そんなクローズドなAVSで、どんなことが行われていたかをレポートいたします!

 

開会

まずは、弊社団代表理事山野氏から檄を飛ばしてスタート。なぜこの会社を受け継ぐのか。
存続への執念が生み出すイノベーションに敬意を持ち、AVSはスタートしました。

 

U34トップランナー(9:00-9:50)

U34トップランナーのセッション

口火を切ったのは、アトツギU34オンラインサロンで活躍を続ける現役のアトツギによるフレッシュなセッション。
モデレーターには、Makuakeの共同創業者である坊垣さん。たっぷりと、今の勢いの原動力を探っていただきました。

登壇者 
株式会社Makuake 坊垣佳奈氏 モデレーター
株式会社清華堂 岡本諭志氏
テクノツール株式会社 島田真太郎氏
KAPOK JAPAN株式会社 深井喜翔氏

 

アトツギ流海外展開のすすめとそなえ(10:10-11:00)

海外展開についての議論

EY JAPAN様の協賛セッション。どうやって海外への販路を切り開いていったかのシェアがありました。
ここには書けませんが、その過程では様々な痛みや決断が伴っていたのです。
昨今の状況では難しいですが、確実に海外展開への意欲を高めたセッションでした。

登壇者
株式会社大都 山田岳人氏 モデレーター
旭酒造株式会社 桜井一宏氏
エムケーカシヤマ株式会社 樫山剛士氏
EY弁護士法人 伊藤多嘉彦氏

 

アトツギにとってのデザイン経営(11:20-12:10)

参加者の質問に真剣に答えるメンターたち

こちらのセッションは、とにかく登壇者の仲が最高に良くて、運営している私もとても心地の良い時間を過ごせました。
打ち合わせで1時間、当日のセッションで1時間、そして後日オンラインサロン内で、スピンオフまで開催していただきました。
デザイナーとどうやってブランドを作っていくべきか。多くのアトツギが関心を持つ内容となりました。

登壇者
環境大善株式会社 窪之内誠氏 モデレーター
木村石鹸工業株式会社 木村祥一郎氏
堀田カーペット株式会社 堀田将矢氏
平安伸銅株式会社 竹内香予子氏

LUNCH BREAK(12:10-13:00)
その後、ランチ休憩。
社団からU34についての活動を紹介させもらいました。
oViceというオンラインツールを今回使いましたが、面白いのが、地図上にいる人に話しかけることが出来ること。
休み時間にもいくつかグループが出来て、歓談されていました!

 

アトツギが取り組むべきデジタル戦略とは(13:00-13:50)

DX実践者たちによるアドヴァイス

午後は、ヘビーな一本から。
昨今DXという言葉がバズワードのように飛び交う中、本当の意味でのDXを実践されている2人のメンターに、モデレーターの岩田さんが切り込みました。
最初は基礎的なDXの取り組みの説明でしたが、後半はとてもここには書けないリアルなお話の連続
アトツギが社内で取り組むべきことを学べました。

登壇者
三星グループ 岩田真吾氏 モデレーター
旭鉄工株式会社 木村哲也氏
株式会社EBILAB/有限会社ゑびや 小田島春樹氏

 

アトツギが起業?出島戦略ですすめる新しい承継(14:10-15:00)

全員が、出島の実践者たち。

午後2本目のセッションは、弊社団でも大注目の「出島戦略」のお話。
出島とは、家業のリソースなどを活かしながらも、新会社を設立し、経営の自由度を持つことです。
必ずしもアトツギがやりたいことと家業の方向性が一致しているわけではないので、こういった選択肢があるということ自体が良い気付きになりました
お三方とも経験者なので、そのメリットや難しさについて存分にお話しいただきました。

登壇者
生野金属株式会社/株式会社ロボリューション 小西康晴氏 モデレーター
ワアク株式会社 酒見史裕氏
株式会社DG TAKANO 高野雅彰氏

 

アトツギが主導する研究開発(15:20-16:10)

心を揺さぶる数々の言葉が飛び出しました

ピッチ前最後のセッションは、研究開発という、重めのテーマに。
長い目で育てる必要のある研究開発。どのように資金を捻出していったのか。
必ずしも平坦ではないこれまでに、一同大きな共感と感動をもって聞いていました。

登壇者
一般社団法人ベンチャー型事業承継 山野千枝氏
株式会社ミライエ 島田義久氏
ミツフジ株式会社 三寺歩氏

 

AVS Pitch(16:30-18:00)

プレゼンするキャビア鈴木

その後、各年間のピッチ大会の上位者だけを集めた真の年間優勝者を決めるピッチを行いました。
それぞれの上位者とあって、レベルが高い!!そして、驚いたのが、各ピッチ大会のときよりも更に事業を加速させているのです。
少し目を話すとどんどん成長していくのが、若手アトツギの強さでね。
とても豪華な審査員団の審査の末、有限会社鈴木組 鈴木宏明氏が優勝となりました!

講評タイム

AVS Pitch 審査員賞/オーディエンス賞
有限会社鈴木組 鈴木宏明氏

ピッチ登壇者
パレ・フタバ株式会社 藤井篤彦氏
有限会社細田製作所 細田真之介氏
株式会社志成販売 戦正典氏
有限会社武藤工芸鋳物 武藤元貴氏

審査員
株式会社ToGEAR MSC 加藤順彦氏
Japan EY Private Leader 高木健治氏
株式会社Zebras and Company/一般社団法人東京ゼブラズ・ユナイト 田淵 良敬氏

 

クロージングセッション(18:00-18:30)

片時もモニターから目を離せなかった一日の終わり。
最後に、特別ゲストでMakuake代表で弊社団理事の中山さんと、レオス・キャピタルワークスの藤野さんを迎えて、ジャック、山野氏で総括。
これだけはみなさんとシェアしたいので、あえて内容を書きますが、藤野さんより、これからの時代は、トライアンドエラーでは遅いし、そもそもエラーというのはない。
「トライトライトライ」の精神でチャレンジすべしというお言葉をいただきました。
1日を通して、トライを続けてきた先輩の話を聞き続けた私達にとって、深いレベルでの腹落ちをする言葉でした。
これを合言葉に、日々の仕事を頑張っていく決意を新たにしました。

登壇者
一般社団法人ベンチャー型事業承継 山野千枝氏 モデレーター
株式会社マクアケ 中山亮太郎氏
株式会社大都 山田岳人氏
株式会社レオス・キャピタルワークス 藤野英人氏

 

最後は記念撮影。

oViceの独特な記念撮影。吹き出しでコメントが可能です

本当はリアルの開催をするべく準備を進めていましたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みてオンライン化となりました。
オンラインで熱が伝わるのかと心配でしたが、oViceというツールの革新性と、参加者の持つ熱量、
それに地域差のハンデなく安心して参加出来たことなどで、無事盛会となりました。

次回は11月13日(土)。同じくoViceで行うので、どこにいても参加可能です。
34歳未満で家業の承継予定者のみなさん、今回以上にアツい、それこそ日本経済に地殻変動を起こす1日になるので、ぜひお申し込みください!!

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